- 宿坊体験とはどんなことをするのか?
- 太陽寺の脱デジタルプラン内容
- 予約方法やアクセス方法
東京に住んでいたとき、朝7:00に満員電車にのって夜22:00過ぎに帰ってくる生活をしていた時期があります。
大型連休前には夜12時過ぎまで仕事してタクシーで帰るなんてことも。(慢性的に人手不足の業界なんです)
毎日が仕事と家の往復、土日の休みは疲れて動けない、携帯扱ってたらいつの間にか夜に・・・。
「なんのために仕事してるんだろう」と消耗する日々にとてもモヤモヤしていました。
そんなとき「宿坊体験」というのを知り、日常をから抜け出したかったのでさっそく参加してみることに!
- 太陽寺に行ってみたい人
- 非日常体験をしたい方
それではどうぞ!
秩父の太陽寺|坊体験ってなに?
宿坊体験とは、お寺や神社あるいはその敷地内に設けられた宿泊施設に寝泊まりし生活を体験できるプランのことです 。
もともと宿坊はお寺の一部で本来は僧侶のみが宿泊する場所、もしくは参拝者の心身を清めるための施設でした。
現代では宿泊施設としての設備やサービスを整え、一般の人も気軽に宿泊できるようになっています。
宿坊での滞在は、寺社文化に触れる体験や修行体験ができるなど、日常から離れ、規則正しい生活をすることで、じっくりと自分を見つめなおすことができます。
今回は実際に宿坊体験させていただいた「天空の寺太陽寺」について紹介します。
秩父の太陽寺について
太陽寺は日本の秩父市にある仏教禅寺、「天空の寺」で知られています。鎌倉時代末期に後嵯峨天皇の第三皇子・仏国国師により1313年に開かれました。
標高800メートルの山中に位置し、美しい自然に囲まれた秘境として人気。ある新聞社が企画した「初心者にお勧めの宿坊ランキング」で大陽寺がぶっちぎりの1位に輝いたそうです。
鎌倉時代からある建物ってすごい!
私自身も色んな宿坊のサイトを拝見し、行ったことも無いのになぜか惹かれたのがこのお寺でした。
住職の浅見さんが一人で宿坊を切り盛りしており、宿坊や座禅、写経、精進料理などの体験ができます。
アクセス方法
秩父の太陽寺までのアクセス方法です。
電車&バス
1.西武池袋駅から特急ちちぶに乗車して、「西武秩父駅」まで行きます。(所要時間:1時間18分)
2.<電車>秩父駅から西武御花畑駅に乗り換えて、各停三峰口行きの電車に乗車し「三峰口」下車(20分)
<バス>西部秩父駅から三峰神社行きのバスに乗車、「三峰口駅」下車(25分)
3.三峰口から太陽寺行きのマイクロバスまたは車に乗車してお寺に向かいます。(30分)
・三峰口駅から大陽寺までタクシーをご利用の場合、概算3700円になります。
太陽寺公式HPより http://www.taiyoji.com/access.html
・ご宿泊のお客様は、三峰口駅から大陽寺まで車での送迎も可能です。<要予約>
私は予約のときに送迎の予約をしたよ!
車
<東京方面から> | <甲府方面から> |
関越自動車花園I.C ▼ 国道140号 ▼ バス停 「大陽寺入り口」 左折 ▼ 町道 7km ▼ 大陽寺 | 国道140号 雁坂トンネル経由 ▼ バス停 「大陽寺入り口」 右折 ▼ 町道 7km ▼ 大陽寺 |
脱デジタルプラン内容&料金
宿坊体験プログラムとしては座禅、写経、読経、法話、1泊2食付(精進料理)で13,000円となります。
脱デジタルプランなので滞在中は携帯の電波は入りません。
秩父の太陽寺|実際に体験したスケジュール
前置きが長くなりましたが、実際に体験した内容や感想をシェアしたいと思います!
1日目
友達と参加予定でしたが、急遽当日に仕事が入り一人で参加することに(笑)
三峰口駅についたら、和尚さんとボランティアスタッフの方が出迎えてくれます。
車に乗って太陽寺の方へ。スタッフの方とお話していると、普段は東京でお仕事されてる方でたまにボランティアで参加しているそうです。和尚さんの精進料理が美味しすぎるとのこと!
写経
お寺に着いたら、6匹のゴールデンレトリバーがお出迎えしてくれます。
そしてそのまま縁側で写経体験。般若心経の文字をひたすら書きます。
般若心経は、世界でもっとも読まれている仏教の経典です。世界一短いお経と言われ、釈迦の教えが凝縮されています。
写経により、筆先と書くことだけに集中することで、自分の脳裏にある様々な思考にとらわれず、般若心経の教えである「空」の境地に近づくとのことでした。
読経体験
次は読経体験です。
般若心経の教えである「空」を守り、指示されたとおりに読み上げていきます。
終了後は順番にお風呂へ。みんながお風呂に入っている間、和尚さんは夕食の準備をします。
太陽寺の露天風呂は和尚さんの手作りだよ♪
夕食(精進料理)
ついに待ちに待ったごはん!
和尚さん手作りのとってもおいしい精進料理を堪能できます。
精進料理は、仏教の戒律に基づいて調理される料理で、肉や魚、卵などの動物性食材を使用せず、野菜や豆腐などの植物性の食材のみを使って作られます。この料理は、殺生を避け、煩悩を刺激しないために生まれたものです。
食事の際に気をつけなければいけない作法もあるようですが、太陽寺では楽しくみんなでワイワイいただくことができました。
この日の献立は、野菜のかき揚げ、茄子のおひたし、高野豆腐と人参の煮物、ほうれん草の白和え、大根の煮物、けんちん汁。ご飯と味噌汁はおかわり自由です。
本当に美味しすぎて、ご飯も、味噌汁もおかわりしました(笑)
法話
まずは和尚さんのほうから改めて自己紹介と修行中の話、「空」についてのお話、いろんなお話聞きました。それからプログラムに参加されてる皆さんの悩みをシェアしたり和尚さんからのお言葉をいただきます。
法話が終わったら、綺麗な星空を見に行きます。
この日は他にプログラムは無いので寝るまで自由時間。
ちなみに当時の参加者は、同い年くらいの女性会社員20代2人と、男性はみなさん50代で大手会社の役員2人、販売をしている方1人という普段出会わないようなコンビ。
誰も先に寝ること無く、人生の話や、悩み相談、すごーーく盛り上がって23:30すぎまで話し続けました(笑)
異なる世代の意見交換はとっても楽しかった!
就寝(23:30頃)
私は1人での参加だったので個室で快適に寝ました。グループで参加の場合は同じ部屋みたいです!
2日目
2日目は朝早くから始まります。
早朝散歩
前日に和尚さんから「早朝散歩するから参加できる人はきてね、強制じゃ無いからね」と案内されてたので参加。6匹のゴールデンレトリバーも一緒にいきます(笑)
マイナスイオンをいっぱいに浴び、早朝の空気は気持ちよかったです!!
携帯でSNSなど見ることなく、美味しいご飯をたべて、お話しして、早起きして・・・ただ生きてるだけで感謝の気持ちが芽生えます。
法話とお寺の説明
散歩から帰ってきたらお寺内を案内してもらいます。
閻魔大王様の像の見学や、廃仏毀釈が行われた家紋を隠して存続した話など、とっても興味深いお話しでした。
早朝座禅
朝の読経の後、座禅堂に移動して座禅体験が始まります。一列に並び座禅します。
もし、集中できないときには、警策(きょうさく)と呼ぶ板で背中をたたいてもらいます。希望制です。
次に窓辺に座り、山を見ながら座禅を続けることもできます。外の景色を眺めながら、鳥のさえずりや風の音を聞きながら座禅を組むことができます。
その間に和尚さんが朝食の準備を始めます。
朝食(精進料理)
早起きして、座禅もして、この時点で空腹MAX。
縁側で一列になって太陽の光を浴びながらいただきます。
献立は、おかゆ、がんもどき、大豆の煮物、漬物、あの美味しすぎるけんちん汁。
ごはんが本当においしい・・肉や魚なくても全然いい
特別に蔵の案内
朝食を食べ終えたら、特別にまだ公開してない蔵の見学をさせてくれました。
終了(10:00頃)
10:00ごろにすべてのプログラムが終了します。帰りは三峰口駅まで送ってもらえます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
都会を一度離れて自然を感じ、美味しいご飯を食べて、自分を整えて、対話して、人としての幸せが詰まったプログラムだと感じました。
また、滞在中は寺社文化に触れる体験や修行体験ができますが修行僧に行うようなの厳しい決まりはなく「無理せず参加できたらいいからね」というスタンスがとても良かったです。
忙しい現代人こそ一度立ち止まってみて、日常から離れ、規則正しい生活をすることで、じっくりと自分を見つめなおす時間が必要だと思います。
以上、太陽寺にてデジタルデトックスできた貴重な体験でした♪
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